しみじみ思い出を語ろう。


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020 2010/10/14(木) 23:46:38 ID:QnCeGbHBJg
うちの猫は大きなヒマラヤンで、気性が比較的荒いヤツだった。
背中を見せると跳びかかって襲いかかってくる日々。僕も攻守逆転して本気で追っかけた。
そんな殺伐とした関係だった。
しかし冬のある日の朝、僕の布団の中で逝ってしまっていた。
僕を抱き抱える様に、まるで僕を温めるように横になって。優しい寝顔だった。
ヤツは常にケンカ相手。ほぼ対等な敵対関係だった。でも最後の時を僕の傍で迎えたヤツ。
本当は僕をとても好いてくれていた、というか守ってくれていたんだと、遅すぎたがその時悟った。
以後猫は飼っていない。ヤツこそが僕の最後にして永遠の猫だから。

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