犬にも塩分が必要。 その理由と、間違った知識。
犬は汗をかかないので、塩分の排泄が出来ない・・・というのは間違っている。犬も人間
と同じ哺乳類で、血中の塩分濃度は人間と同じ0.9%である。そのかわり、人間の体重
に対し、犬の体重は10分の1以下だとしたとして人間の推奨される1日の塩分が10g
だとすると、犬の場合は1gだという事になる。
つまり、犬猫も塩分は生命維持のためにも必要であるがその摂取の理想量は人間よりも
遥かに少ない。ただし少しぐらい過剰に摂取したとしても、腎臓から排泄する事ができる。
玉ねぎはダメ…の真相。
日本獣医学雑誌に犬に関するタマネギの研究論文が発表されている。生きている犬ではな
く、試験管による実験(in vitro)だ。「夕マネギ煮汁を生タマネギ換算で30g/kg 1日
1回連続3日間投与すると, 初回投与後2, 3日に」貧血の症状が出たとある。
生きている犬なら、食べることができないほどのタマネギの量だ。犬の体重の3%だ。
10kgの犬なら、生タマネギ300gの量だ。大きなタマネギ1個分だ。そのタマネギ
だけで犬が満腹しそうだ。
ネット上で、多くの愛犬家がその飼い犬にタマネギ料理を食べさせているが、何の問題も
ないと発言している。それに対し、獣医などが「犬種や個体差もある。遺伝的な問題も
ある。」と回答している。
試験管実験で大量のアルコールを投与して肝硬変などの発症をみつけて、人は皆アルコール
を飲んではいけないと世の中に向かって報告しているようなものだ。
と述べています。
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