猫の避妊と軽々しく言うが、特に雌猫自身の負担が大変なのは言うに及ばない。
飼い主にとっても、金銭的のみならない、なかなか大変な作業である。
手術自体が日帰りだったとしても、帰宅後安静な場所に隔離し、
抗生物質と化膿止めを飲ませつつ、食欲や水分補給、排せつの様子を見守る。
最短でも3日、通常なら一週間程度の経過観察は必要なはずだが、
その経過を愛情と責任をもってケアしてやるのが、
少なくとも人間の都合で処置する「暴挙」への、最低限度の罪滅ぼしだと思う。
最近は抜糸の必要のない縫合糸をつかうことも多いが、経過を見ない医者がいるのか?
その5000円の医者はどうなのだろう?
安いからと、わざわざ猫に30分のストレスを与えて市外へ運び出す、
善意は分る。が、そこに愛情はあるのか?
その辺の責任に対するの覚悟が、老人にも、飼い主からも伝わってこない。
手術が終って退院した親猫を、平気で子猫たちの前に放ちかねない。
離乳期とは言え、子猫は未だ親猫の乳首を欲しがっている状態なのに。
まあ、このへんの懸念は俺の妄想と杞憂かもしれない。
実は彼らは並々ならぬ覚悟と準備で、コトに臨んだのかもしれない。
俺には伝わらないだけで。
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